台湾の大学ランキング2020~2021①

皆さんこんにちは!台湾留学ブロガーのKKです。
今回は台湾の大学のランキングを”英クアクアレリ・シモンズ社”の「QS世界大学ランキング(英語版)」
と台湾のビジネス誌”遠見”が提供する「台湾大学ランキング(中国版)」を元に作成しています。
①では 「QS大学ランキング」を中心に、②では「"遠見"台湾大学ランキング」を中心に書いていこうと思います。
※もし②をみたければこちらをクリック←
今回は少し真面目な内容となっておりますが、最後まで読んでいただければ幸いです。
ではどうぞ!
目次
QS世界大学ランキング
QS世界大学ランキングはとは、イギリスの大学評価機関「 クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds :QS)」が毎年9月に公表している世界の大学ランキングです。
評価基準
QS世界大学ランキングでは以下の6項目を評価基準として毎年ランキングを作成しています。
項目 | ウェイト |
---|---|
学界での評判調査 | 40% |
ビジネス界での評判調査 | 10% |
学生数/教員数 | 20% |
論文被引用数/教員数 | 20% |
留学生比率 | 5% |
外国人教員比率 | 5% |
これらの基準を見て分かるのは、QS大学ランキングは単純な頭の良さを表したものではなく、大学に対する多方面からの評価や、大学を取り巻く環境などを含めた総合的なランキングであるということです。
個人的にはTOP200に入る大学は各国を代表するような大学ばかりなので、正直甲乙つけがたいですね😅
QS世界大学ランキング TOP10 2020~2021
では最初に、同社が2020年6月10日に発表したQS世界大学ランキングのTOP10をご紹介いたします。
ランキング | 大学名 | 国 |
---|---|---|
1 | マサチューセッツ工科大学(MIT) | アメリカ |
2 | スタンフォード大学 | アメリカ |
3 | ハーバード大学 | アメリカ |
4 | カリフォルニア工科大学 | アメリカ |
5 | オックスフォード大学 | イギリス |
6 | ETHチューリッヒ(スイス連邦工科大学チューリッヒ校) | スイス |
7 | ケンブリッジ大学 | イギリス |
8 | インペリアル・カレッジ・ロンドン | イギリス |
9 | シカゴ大学 | アメリカ |
10 | ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL) | イギリス |
みなさんも一度は耳にした事がある大学がほとんどではないでしょうか。
ほぼアメリカとイギリスがTOP10を占領している中、
スイスのETHチューリッヒが6位にランクインしています。
アジアの大学がいないのが少しさみしいですが、これから先入ってくれることを期待しています!
QS世界大学ランキング 台灣TOP10 2020~2021
続いては台湾のTOP10です。
国内ランキング | 大学名 | 世界ランキング(前年比) |
---|---|---|
1 | 国立台湾大学 | 66(3↑) |
2 | 国立清華大学 | 168(5↑) |
3 | 国立成功大学 | 234(9↓) |
4 | 国立交通大学 | 240(13↓) |
5 | 国立台湾科技大学 | 267(16↓) |
6 | 国立陽明大学 | 298(11↓) |
7 | 台湾師範大学 | 331(-) |
8 | 台北医薬大学 | 387(8↓) |
9 | 国立中山大学 | 416(6↓) |
10 | 国立中央大学 | 465(38↓) |
世界のTOP10と違うのは圧倒的な「国立大学」の多さです。
特に上位4つの大学である「台湾大学」、「清華大学」、「交通大学」、「成功大学」らは
台清交成とよばれ台湾では日本の旧帝大のような位置づけの大学となっています。
とはいっても、世界ランキングから見ても分かるように「台湾大学」が格上なのがわかります。
さすが「台大」ですね👍👍👍
台湾大学の評価の内訳
今回「台湾大学」は世界66位というランキングでしたが、その評価はどのようになっているのでしょうか?



上の写真は今回の台湾大学の評価の内訳です。
とくに、Academic Reputation(研究者からの評価):91.8
Employer Reputation(雇用者からの評価):87.5
の2つはハイスコアをマークしてるのに対して
Faculty Student(教員数):38.7
International Faculty(外国人教員数):19.1
International Student(留学生):38.7
の3つはOverall Score(総合評価):67.5からも大きく下回っているのがわかります。
これは、台湾大学だけの問題だけではなく他の台湾の大学もこの3つのスコアが低い傾向にありました。
特にInternational Faculty(外国人教員数)の低さはどの大学にもありました。
私も現在台湾では国際化の進んでいる大学で勉強をしていますが、外国人の教員は少ないなという印象はやはりあります。
これらが改善されれば台湾の大学はさらに高い世界的な評価を得られるかもしれませんね!
まとめ
今回のQS世界大学ランキングはいかがだったでしょうか。
あくまで、ある一定の基準のもとに作られたランキングなのですべてではありませんが、大学を数値化した一つの「ものさし」として見ていただければ幸いです。
次の②では、「”遠見”台湾大学ランキング」の情報を中心に作成しています。
”QS世界大学ランキング”とはまた違うランキングなっていますので、そちらも読んでいただければ嬉しいです。
ではまた!
※見たい方は下をクリック↓
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません